イラク安定化会議開催

2007・6・10

イラク首都のバクダッドでイラクの安定化の方策を探るための
国際会議が開催されました

劣悪な状態が続くイラクの治安回復に向け、米国が敵対する
イランやシリアと同席しての会議でした

米国が「テロ支援国」と呼んでこれまで対話を
拒否していた両国と公式の場での協議は最近では異例とのこと

ブッシュ政権の中東政策転換として注目されました

アメリカはイラン、シリア両国がイラク国内の武装勢力を支援するなど
治安悪化の要因になっていると繰り返し非難しており、会議でも
この問題が最大の議題となりました

アメリカは、イラクの強硬指導者サドル師派の「マハディ軍」など
イスラム教シーア派民兵組織をイランが支援し、テロをあおっていると
非難し、シリアに対しても、イスラム過激派のイラクへの流入を
許していると決め付けるなど、両国の干渉がイラクの治安悪化の大きな
要因だと主張している

アメリカとイラン、シリアの間の個別会談が開かれたかどうかは不明だが
アメリカ側は事前にその可能性は否定していない

イラクのマキリ首相は開幕演説で
「イラクで各国が宗派や民族などに基づき、勢力や影響力を競う活動を
やめるよう、われわれは呼びかける」と延べ

名指しはしなかったものの、イラクを各国間の「代理戦争」の場と
しないように求めたそうです

だが、イラン、シリアはこれを否定している

会議はこの後、非公開で行なわれました

この他、会議に参加したのは国連安全保障理事会の常任理事国の5カ国と
サウジアラビア、エジプトを含む周辺国やアラブ連盟、イスラム諸国会議機構
(OIC)の代表です

今回は各国の駐イラク大使や外務省当局者など高官級の会議となり
日本は4月に外相級会議が開催されるのに参加するとのことです