クルド人「難民」冷遇
日本で難民認定を求めているトルコ国籍クルド人への冷遇が続いています
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「トルコ国籍クルド人」とは
第一次世界大戦まで、クルド人はオスマン帝国の領内で
生活していましたが、同大戦で敗れたオスマン帝国の領土が
トルコ・イラクなどに分断され、クルド人居住居区も国境で分断されました
トルコでは今でも、南東部に1000万人以上のクルド人が生活しています
トルコでは少数民族として迫害を受け、分離独立運動も起きています
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日本は1981年に国連難民条約に加入しましたが
難民認定数は他先進国に比べて最もすくないのが現状です
日本では、クルド人の難民申請は2割を占めているにもかかわらず
難民認定されたケースが全くないそうです
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば
2006年に世界で難民申請したトルコ人の数は16000人で
約2000人が認定されました(認定率 13%)
このような世界状況の中でも日本は認めないので
カナダやニュージランドが手を差し伸べ、難民を受け入れてくれたそうです
日本政府は2005年5月に入管民法を改正し
この年の認定者は2004年の3倍の46人
2006年は34人です
日本がどうして、クルド人を認定しないのか
クルド人の難民認定を支援する関係者は
「日本とドルコの友好関係や両国のテロ対策での協力姿勢が背景にあるのでは」
と語っています
トルコでは、人口の約14%を占めているクルド人の独立運動に対し
とても敏感になっています
特にPKKに対しては、壊滅に向けて軍事的圧力をかけているそうです
同じ親米国家としてテロ対策で国際協力する日本が
「トルコのクルド人対策に過剰に反応してしまい
「クルド人の難民は認定しない」と政策判断した可能性が指摘されています
クルド難民弁護団の大橋毅事務局長は
クルド人難民に認定数を国際的に比較して
「日本は政策的判断が難民認定に影響している」と思われてしまうような
状況は、それ自体が問題である。本来難民問題は人権問題で
政策的判断に影響されてはいけない」と批判され
「難民認定の判断は、政府から独立した組織がすべきだ。
テロ対策では英国、ドイツ、フランスなどEU諸国の方が
日本より厳しい対策を取っているが、その一方で政府から独立した形で
難民認定をしているから、クルド難民も認められている」と話されています
難民認定は国の品格にかかわる問題です
是非、前向きに考えてほしいものですね
2007・8(中日新聞参照)