スリランカ・タミル人難民キャンプ

スリランカでは政府軍と少数派タミル人の反政府武装勢力
「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」との戦闘が続いています

政府軍は2007年7月中旬に難攻不落だった
LTTEの拠点トッピガラを制圧し
14年ぶりにバティカロア県を中心にした東部地域を支配した

しかし、激しい戦闘で大勢のタミル住民やイスラム教徒が自宅を追われ
避難生活を余儀なくされています

バティカロア県カルクダ地区の「アランクラム難民キャンプ」には
広さ6畳ほどのテント154が点在し
3歳以下の乳幼児144人を含め1628人が暮らしていますが

村では連日、砲弾が飛び交い大勢の村人が死傷しています

日中は気温が50度を越すテント暮らしだが、村には戻りたくはないそうだ
それは、多数派シンハラ人の政府軍兵士が村人をLTTEのスパイに
仕立てて、見せしめで木の枝で激しく打ち据えるなどの虐待が横行しているからである

一方で同胞であるLTTEにも
「住民を監視するだけで村人の生活支援は何もしなかった」と不信を募らせている

LTTEは独身男性を強制徴兵するため、村では徴兵逃れのため
10代で結婚するケースが多かったという

政府軍が攻撃を強化した2005年12月以降31万人が家を捨てた
その為、バティカロア県では、一時、18万人が難民になりました

帰還政策により現在は5万人にまで減少したが、元の居住地に戻っても
家は破壊され、難民生活さほど変わらないのが実情とのこと


2007・8(中日新聞)