「女性の健康考える契機に」 JICA支援

日本生まれの母子健康手帳がテロの続くパレスチナへ
国際協力機構(JICA)は5月4日までにパレスチナの母子の
健康状態を向上させるために、日本独特の母子健康手帳を
普及させる計画を策定し、5月末にもヨルダン川西地域で
アラビア語版第1版を作成する。

当面はジェリコ県、ラマラ県で手帳の普及を進め
将来的にはガザ地区もお含むパレスチナ自治区全土に普及させたい
考えです。

JICAは2月からパレスチナ行政官、医師らを招き
母子保健向上のための研修を実施する。

その中で、母と子の健康状態を一元的に把握できる
母子健康手帳が現地でも有効では、との声が出され、
専門家の協力でパレスチナ版手帳の見本が完成した。

JICAによると、パレスチナではテロの頻発から移動制限が多く
妊婦が緊急にかかり付けの病院に向かう際
検問で止められるケースが多発。

妊婦を装った自爆テロが発生しているためといい
間に合わず死亡した例もある。

母子の健康状態や診察の経過を記した手帳を携帯していれば
移動制限の際にも近くの病院で的確な診察を受ける事が出来る。

手帳の普及により、
社会的地位が低く、多産傾向が強い中東の女性の健康問題に対する
社会の意識も高まると期待されています。